Please wait until thick shadows come.
DQ6メインのDQ雑多ブログ
とある助言
2009.12.09 (Wed) | Category : DQ6:ss
どうでもいい話ですが6主を求めてサーチを徘徊していると「イザ主(♀)」という言葉を見つけて数秒考えに耽ります。
性転換ネタだろうか・・・とか。
まぁ実際は「イザヤール×主人公(9の♀)」って意味なんですが。
ちょっとどきっとするという話です。
折りたたみで見張り役のチャモロと6主。
魔物の全てが闇夜に乗じて全ての人間を襲う訳ではない、というのは旅をしばらく続けてからようやく気づいたことだ。魔物のなかにも家庭と呼べるような生殖を行なった生物もいて、子供の魔物はやたら滅多に人間を襲ったりしない。弱い自分が人間に見つかると逆に殺されるということを理解しているのだろう。
同時に子供を胎に収めた母親もまた、自らの巣に引きこもり夜を過ごす。人間の他にも魔物同士で殺しあう種族も実在する。
魔物使いという職につくとその事実がまざまざと目前に曝される。生物であるが故に命を奪い合うという行為は、魔物は勿論人間にも言えることだ。弱肉強食と言えば聴こえはいいかもしれないが、言い換えればただのそれは搾取に過ぎない。
つまり何も変わりはしませんよ、とチャモロは平然と言ってのける。
「ゲントの民は神に仕える聖職者ですが、根本的な考え方、つまりは経典というものに基づいた考えでは、人間も魔物も、そこに大した違いは無いということです。全てには命があり、それは全て神が創り賜ったもの。姿形は勿論多種多様ですが、その中にある魂というものに通ずるものはある、ということですね」
「それだから殺しあうって?それでも人間は魔物にとっちゃ餌にすぎないんじゃ・・・ないか?」
「それは偏見というものです、レックさん。考えても見てください。勿論この世界、たった今こそ魔物に襲われ苦しむ人がいるとします。食われる人がいるとしましょう。ですが今日の昼間、僕らは行商の一行を襲おうとしていた魔物を殲滅しました。あの時僕らが倒した魔物はもしかしたら一週間飲まず食わずでうろついていたものだったかもしれません。ですがそこに運悪く僕らが入り込み、彼らの生きる道を力ずくで奪ったんです。これは魔物のする人間に対する搾取と変わりないのではないでしょうか?」
「チャモロは、人が殺されるのは仕方がないって言いたいのか」
「自然の流れを考えるのならば仕方が無いでしょう。そう考えなければ、僕らが魔物を殺すことも、「仕方が無い」で流せません。人間を殺す魔物が罰せられるべきなのならば、同時に僕らも罰せられなければなりません。それに、これは言い訳臭くなってしまいますが、僕ら人間が飼っている家畜などはどうするつもりですか? 家畜、まぁ詰まるところ牛や豚は、生まれたときから僕らの食べ物になることに決まっているも同然です。死ぬために生まれてきたようなものです。戦いの末に食料を手に入れる魔物よりも、性質が悪いと思いませんか」
ぱちっ、と弾ける音を立てて焚き火にくべられた木が崩れ落ちる。赤々と燃える炎に、また一本乾いた小枝を投げ込み、チャモロは炎に照らされ光る眼鏡のズレを片手で直した。
「魔物使いになると、やたらと戦う敵に対して情が湧くのは仕方の無いことです。僕らの仲間になってくれた魔物達は皆快い優しい生き物です。では、今日戦った魔物は?彼らを改心させることはできなかったのか? そんなこと考えたら埒が明きませんよ。僕らは魔物の絶対的暴力に反抗することを選んだんです。詰まる所家畜の逆襲です。これを止めますか? 今この一瞬で殺されて人の胃袋のなかに押し込められていく動物になりたくないから、僕らは戦うことを選んだんですよ。今更そういう奇麗事で全てを流そうなんて思っていませんが、レックさん、落ち着いて考えてくださいね。情に流されてはいけません」
「ああ、分かってる」
「・・・まぁ、あまり僕の言葉に振り回されないようにも、気をつけてくださいね。僕も修行中の身ですから。ただの僕の自論ですから。・・・祖父ならもっと、レックさんの望むような答えが導き出せるかもしれませんけど」
「いや、十分だよ。ありがとう。やっぱりチャモロは凄いな」
「魔物使いに一度でもなると、考えてしまうのは普通のことですから。自分自身で、自分の納得する答えを手に入れれることを、このチャモロ影ながら祈っております」
見張りの係になってるときのチャモロさんの質問コーナー。ご意見番みたいになってればいいんじゃない、と思った。チャモロはどっちかというと小説寄り。6メンバーって真面目キャラ少ないしね。
ちょっと俗→主、ハッサン、バーバラ、テリー
真面目→ミレーユ、チャモロ
特に何も考えてない→ドランゴ
テリーとか普通にイカサマしそうだ。カードで買ったらいい情報売ってやるぜぇ?みたいなゴロツキ相手に腕を磨いたとかね。主とハッサンはぱふぱふにどきどきするレベルの俗らしさ。バーバラは宝石とか好きそう。
同時に子供を胎に収めた母親もまた、自らの巣に引きこもり夜を過ごす。人間の他にも魔物同士で殺しあう種族も実在する。
魔物使いという職につくとその事実がまざまざと目前に曝される。生物であるが故に命を奪い合うという行為は、魔物は勿論人間にも言えることだ。弱肉強食と言えば聴こえはいいかもしれないが、言い換えればただのそれは搾取に過ぎない。
つまり何も変わりはしませんよ、とチャモロは平然と言ってのける。
「ゲントの民は神に仕える聖職者ですが、根本的な考え方、つまりは経典というものに基づいた考えでは、人間も魔物も、そこに大した違いは無いということです。全てには命があり、それは全て神が創り賜ったもの。姿形は勿論多種多様ですが、その中にある魂というものに通ずるものはある、ということですね」
「それだから殺しあうって?それでも人間は魔物にとっちゃ餌にすぎないんじゃ・・・ないか?」
「それは偏見というものです、レックさん。考えても見てください。勿論この世界、たった今こそ魔物に襲われ苦しむ人がいるとします。食われる人がいるとしましょう。ですが今日の昼間、僕らは行商の一行を襲おうとしていた魔物を殲滅しました。あの時僕らが倒した魔物はもしかしたら一週間飲まず食わずでうろついていたものだったかもしれません。ですがそこに運悪く僕らが入り込み、彼らの生きる道を力ずくで奪ったんです。これは魔物のする人間に対する搾取と変わりないのではないでしょうか?」
「チャモロは、人が殺されるのは仕方がないって言いたいのか」
「自然の流れを考えるのならば仕方が無いでしょう。そう考えなければ、僕らが魔物を殺すことも、「仕方が無い」で流せません。人間を殺す魔物が罰せられるべきなのならば、同時に僕らも罰せられなければなりません。それに、これは言い訳臭くなってしまいますが、僕ら人間が飼っている家畜などはどうするつもりですか? 家畜、まぁ詰まるところ牛や豚は、生まれたときから僕らの食べ物になることに決まっているも同然です。死ぬために生まれてきたようなものです。戦いの末に食料を手に入れる魔物よりも、性質が悪いと思いませんか」
ぱちっ、と弾ける音を立てて焚き火にくべられた木が崩れ落ちる。赤々と燃える炎に、また一本乾いた小枝を投げ込み、チャモロは炎に照らされ光る眼鏡のズレを片手で直した。
「魔物使いになると、やたらと戦う敵に対して情が湧くのは仕方の無いことです。僕らの仲間になってくれた魔物達は皆快い優しい生き物です。では、今日戦った魔物は?彼らを改心させることはできなかったのか? そんなこと考えたら埒が明きませんよ。僕らは魔物の絶対的暴力に反抗することを選んだんです。詰まる所家畜の逆襲です。これを止めますか? 今この一瞬で殺されて人の胃袋のなかに押し込められていく動物になりたくないから、僕らは戦うことを選んだんですよ。今更そういう奇麗事で全てを流そうなんて思っていませんが、レックさん、落ち着いて考えてくださいね。情に流されてはいけません」
「ああ、分かってる」
「・・・まぁ、あまり僕の言葉に振り回されないようにも、気をつけてくださいね。僕も修行中の身ですから。ただの僕の自論ですから。・・・祖父ならもっと、レックさんの望むような答えが導き出せるかもしれませんけど」
「いや、十分だよ。ありがとう。やっぱりチャモロは凄いな」
「魔物使いに一度でもなると、考えてしまうのは普通のことですから。自分自身で、自分の納得する答えを手に入れれることを、このチャモロ影ながら祈っております」
見張りの係になってるときのチャモロさんの質問コーナー。ご意見番みたいになってればいいんじゃない、と思った。チャモロはどっちかというと小説寄り。6メンバーって真面目キャラ少ないしね。
ちょっと俗→主、ハッサン、バーバラ、テリー
真面目→ミレーユ、チャモロ
特に何も考えてない→ドランゴ
テリーとか普通にイカサマしそうだ。カードで買ったらいい情報売ってやるぜぇ?みたいなゴロツキ相手に腕を磨いたとかね。主とハッサンはぱふぱふにどきどきするレベルの俗らしさ。バーバラは宝石とか好きそう。
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