Please wait until thick shadows come.
DQ6メインのDQ雑多ブログ
・・・・・・はぁあああああああっ!!!!
2010.02.04 (Thu) | Category : DQ6:ss
おっ遅すぎるけど今・・・気づいたっ!!そうだよデスコッドで私がずっとやりたかったssが書ける舞台ができてんじゃん なんだこれSUGEEEEEEE
あっでもソロはムリか・・・まぁいいやそれはそれで別で書こう ktkr
一人でテンション上がってしまった・・・危ない奴だ・・・。
まぁ何にテンション上がったかといいますと、 6主と5勇者奇跡の邂逅ですよ!!
かなり前に私は 「6主の『レック』って名前が歴史書に載って、数百年後5の時代になってから、5主が息子の名前に使って『レックス』と名づけたんじゃないか」 と妄想したのです。だからもしパラレルとかで出会えれば、
「お兄さんレックっていうの?僕レックスって言うんだよ!お父さんがね、昔のすっごく強い王子様みたいに逞しく育つようにって、この名前つけてくれたんだ!」
「へぇ!それは嬉しいな。じゃ、レックスに目標としてもらえるぐらい、もっと強くなってみせるよ」
「うん!僕も頑張る!」
みたいなのが・・・できるっ!? とか思って興奮した。
まぁつまり5勇者×6主・・・が・・・・・・・・・みたい。(そっちが本音だった
若造×先代って燃える・・・。っていうか尊敬とか誇りとか羨望とかそういうのが大好きだ!
しかもそれが夢の中の話ってのがまた滾る・・・はぁ 「レックにいちゃーん」って息子にいわせてええええ
でも今回はその前振り。5息子×6主はまた今度!
今回はノーマルに 5主と6主。 家族大切にしろよ?みたいなそんな話。
はーマジでドラクエキャラの混合ゲーム出ないかな・・・。いいじゃん天空キャラもう喋っちゃってるし・・・FFのDDみたいにやっちゃってくれよほんと・・・沈鬱としている4主を2主と6主でばーんと勇気付けてやりたい。5主と8主がのほほんとしてるところがみたい。1主が3主に会えてちょっとテンションあがっちゃってるのに満更でもない3主とかさぁ・・・。
一緒に魚釣る7主と9主とかさぁ・・・。
レジェンドか?レジェンドしかないのか?
使い古された木製のテーブルに、それを毎日使う人の優しさがうつっているようで、触ると指先が少し温かくなった。パイプの灰が少し零れて、黒く焦げた痕も、少し凹んだ傷も多かったが、それでも長い間使われてきた、人の手に触れられ続けた温かみがあった。アベルは、ここに住む人はきっと素晴らしい人なのだろうと、それで察した。
気が付いたらここにいて、皆が思い思いに幸せな生活を営むことになっている。ならばこれは夢だと思った。夢とは言っても、一人一人、しっかりとした思いを持つ夢。ここがどこだか分からないし、自分はずっとはここにいてはいけない、ということも分かっていたのだけれど、アベルは幸せに生きる自分の妻と、その息子と娘たちを見て、このときだけが、全て許された選択の行きついた場所なのだと思った。
これ以外に、きっと3人が3人、思い描いた未来を手に入れることなどできないし、その可能性もまったく無い。ならば、もう少し、いや、夢なのだからずっと続いても良い場所だ、と思う。ここだけが、許された範囲内。現実に戻れば、いつもの戦火に、家族ぐるみで挑まなければならない。
無論、先ほど少しだけ見ることの叶った、生きた父の姿も、もう見れない。
「・・・・・・・・・・」
ふと、人の気配を感じて振り向けば、階段を上がってきた一人の青年が、呆然とアベルを見ていた。自分の知らない男だ。だから、彼は、アベルの夢の人物ではない。きっと途中から入ってきたイレギュラー、自分の世界に居ない人だ、とアベルは察する。
青年は、鮮やかな蒼色の髪の毛を逆立たせていて、奔放な若さがそれで見て取れた。引き締まった肉体は、自分と同じ戦火のなかに身を投じる人だと思ったし、着慣れた服や、その背に背負う武器を見て、旅慣れている人だ、と思った。どこか高貴な雰囲気も持ち合わせている、不思議な青年だった。
「あ・・・こんにちは」
「こんにちは。・・・旅の人かい?」
民家に勝手に入り込むなんて、と言えるわけが無い。なんといってもアベルがいるこの家こそ、アベルのものでもないのだから。下の階では勝手にヘンリーは酒を飲んでいるし、彼がもしかしてこの家の人だろうか、と思うと、アベルは咄嗟に申し訳なさで胸がいっぱいになった。申し開きようが無い。
青年はじっとアベルを見ると、あの、とためらいがちに聞いた。
「ここに住んでらっしゃるんですか?」
「あ・・・いや、気が付いたらここにいた・・・というべきかな。確かに、ここは僕が宛がわれた家、と言うべき場所なのかもしれない、と考えると、そうだね。ここを使わせてもらう、ことになるかな。そうなると、家主は僕になるかもしれない」
自分でも何を言っているのか良く分からない言い回しになってしまった、とアベルは心中で自分を詰った。動揺しすぎだ。青年の視線はまっすぐで、アベルに視線をそらすことを許さない。静かにアベルを見据えて、青年は一度、なるほどな、と小さく呟いた。
「未来といっても、夢が現実化する村・・・だから、夢を見る核になる人がいる、ってわけか・・・」
「・・・・・・・・ん」
青年が何を言っているのかアベルは分からなかったが、彼がかすかに身を捩ったとき、腰に下げた布袋の中に、ちかりと光るものを見つけて、アベルは目を眇めた。丸い、どうやら玉のようなものらしい。考え込む青年に、すみません、と声をかける。
「あの、君は綺麗な玉を持っているようだけれど、よければ見せてくれないか?すぐ返すから」
「え、・・・? あ、ああ、はい」
青年はきょとん、とすると、思い出したかのように腰からその玉を出してアベルに渡した。何か強い力の結晶化された宝玉だったが、アベルはそれをひとしきり眺めると、ありがとう、と青年に返した。
「探していたものかと思ったけれど、違うようだ。ごめんよ」
「いえ」
夢だと考えると、あの時なくしたゴールドオーブもここで手に入らないかと思ったが、流石にムリか、とアベルは心の中で肩を落とす。そう何もかも上手く行くわけが無い。
「君、遅くなってしまったが、名前はなんて言うんだい?僕はアベルというんだが」
「あ、すみません。俺はレックです」
「呼びやすい良い名前だね」
「ええ、まぁ、徒名のようなものですが。本名はもうちょっと長いんですけど」
「僕もまぁ、そうだよ。でも、そっちの名前は呼ばれなれてないから、あまり好きじゃないんだ。堅苦しい名前だしね」
レックは快活に笑うと、俺もそうなんですよ、と困ったように言った。アベルはそれで、彼はもしかして王族の人だろうか、とも思ったが、下手に詮索しない方がいいだろうとおもった。これが夢だとして、何かをきっかけにして、この世界が崩れてしまうこともありえる、と危惧したからだ。夢は多少の無理があっても何でもありえるような世界でありながら、矛盾をかかえた瞬間、一気に瓦解することも、ありえる。
「・・・ご両親はご健在かい?」
ふと、そう聞きたくなってしまったのは、レックのどこかに、自分に似た何かを感じ取ったせいなのかもしれない。ただでさえこの若さで旅をしているのならば、少なくとも両親とは離れ離れなのだろう、と察したせいもあった。しかし、レックの「本名を呼ばれなれていない」という言葉の意味から、きっと、両親と常に近いわけではない、と思えたのだ。
「・・・僕ぐらいの歳になってから気が付くことになるけれど、お父さんとお母さんは、大切にするんだよ。身近に居る人だと思って安心していると、気が付いたときには遠くへ行ってしまうことが、よくあるんだ」
それは、自分への戒めの言葉だったのかもしれない。レックはきょとん、とした顔でアベルを見ると、少し困ったように笑って、「はい、わかりました」と言った。その顔が、どうしても腑に落ちなかったので、アベルは少しそれに目を奪われた。軽率だったのかもしれない。その、言葉は。
「俺、そろそろ行きます、仲間を待たせてるので」
「ああ。気をつけて」
レックは軽やかな足取りで、アベルに手を振って、あっという間に階下に降りて行ってしまった。ヘンリーと少し挨拶を交わす声、そして扉の閉まる音。静寂が訪れてから、少しして、階段を上がる音が聞こえてきた。
「よお」
「ああ、うん」
酒瓶を片手に、のんびりくつろいだ風のヘンリーだ。すたすたと横を過ぎて、椅子に座ると、何しみったれた顔してんだよ、とアベルを叱咤する。
「しみったれた顔?してるかな」
「してるしてる。自分を責めてるお得意の面してるぜ。なんだ、さっきのガキに馬鹿なことでも言っちまったか」
「・・・どうだろう。でも、そうだね。理想を押し付けすぎたのかも」
両親を大切にしなよ、という言葉は、どれだけ言っても足りないもので、その大切な両親を置いてさえ旅に出なければならない、あの純粋な青年にとっては、ただの小言にしかならないのかもしれない、と思った。それでも、アベルはそれだけは伝えたかった。言っておかなければならない、と思った。
「・・・・はぁ」
「・・・酒、飲む?」
ついに溜息さえ零してしまったアベルにさり気なく瓶を押し付けて、ヘンリーは珍しく心配するようにアベルを見上げる。優しい親友の言葉に甘えて、アベルは久しぶりに酒を飲んだ。久しぶりの酒精は胃を焼くようで、思わず呻いた。
ご両親を大切にしなよ、という言葉は、ぶっちゃけ家族も家も国さえ置いて魔王討伐に出かけてしまった過去の6主にとっては昔の汚点を突き刺されるような意味も持ってたんじゃないのかなーと思って。でもまぁ、この後、レイドックに行ってちょっと親孝行でもすればいいんじゃないかな。
アベルは正しいことをやってるけど「でもやっぱりもっとマシなことできたはずなんじゃ・・・!」と自分を責めるタイプ。でも最善のことしかできない奴は、むしろ間違ってると思いますがね。
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